2016年10月3日月曜日

ドロミテ④ Croda Rossa(クローダロッサ山)・郷土料理雑感

9月29日(木)

疲れがピークに達しながらも、身体が慣れてきて、心地よい、このまま永遠にトレッキングが続けられそうなくらい身体が軽い3日目!夫は、身体がこの気温差についていかないのか?少し風邪気味で、喉に痛みあり。


当初は、San CandidoからのSentieroを予定していたのですが、
San Candidoには無料駐車場が無いことが滞在中に分かり、
Mosoのロープーウェイ乗り場の無料駐車場に停め、そこから、山登りをすることに。(ロープーウェイ乗り場は駐車場も広い上、無料)



10時前にトレッキングスタート(Sentiero 15, 19) 
途中の雑木林の20分ほどが、心臓破りで、かなり険しく、これがずっと続くようだったら、
流石に諦めるしかないか…と思ったくらい。

他の登山客も、上で息を切らしながら休憩していてたのを見ました。この道は辛い。。
写真も、息切れで、ピントすら合ってません(苦笑)臨場感、伝わりますねw



登り切ると、草原が!(恐らくスキーコース) これで心臓破りの坂は終わり、安堵、ホッ。
この日登ったCroda Rossaも、冬はスキーコースとして賑わう場所。



ここからは、スキーコースを横切るような形で、Sentieroが続きます。やっぱり牛さんの糞の匂い、気になる…(;_;)


11時半到着。標識によれば、1時間40分だったので、少し早めに到着しました。
こうして山頂でゆっくりしたいので、この位が理想ですね(1日目のマルガが悔まれます…)



ここからPrato di Croda Rossa目指し約5分ほど歩くと…
素敵な景色が!!



かなり大きなPratoで、山小屋も、3個ありました。(内1つはお休み)写真右の山小屋には遊具もあり(オレンジのは多分滑り台)、だからか、子連れの家族を良く見ました。
ロープーウェイでここまで登ることもできるので、良いですね。

お天気が良くて本当に良かった~!(こればっかり言ってますがwでもこれが何より大切!)




ここで終わっても良かったのですが、疲れた体に鞭を打ち、もう少しだけ上まで登ることに。
途中、階段があり、筋肉痛の足にはかなり辛く二人して絶句…w

登りきると、ベンチとテーブルがあり、ここで絶景を見ながら、ランチを取ることが出来ました(12時頃)。

偶然にも、なんとここにいた家族がほぼイタリア語話者!!
ここ数日、すれ違う登山客は全員、ドイツ語話者だったので、久々にイタリア語に囲まれ安心しながらのランチになりました。



山小屋でお茶をするため下ります。
本当に大きな、素晴らしい景観の草原です。



2つある山小屋のうち、若干下の方にあるRifugio Prato di Croda Rossa(1924m) へ。
本日のケーキ 桃のケーキとカフェを。

太陽の日が心地よく、こんなに素敵な空気の美味しい場所で、甘いものを、
罪悪感ゼロで食べれるのは、最高の幸せ! 山登り、本当に好きだな、と改めて思いました。



13時過ぎに山小屋を後にし、下りはSentiero 153を歩きます。

この道が、急なのですが、すごく良かった!
スキーコースがあるSentieroは、スキーコースに沿って道があり、あまり面白みがないのですが、153は、山を切り開いた急な道。
眺めが最高に良かったのです。でも、登りは辛いと思います…下りで良かった~。

最初続いた階段は、筋肉痛の足には辛かったです(;_;)ロープーウェイが通るほぼ真下を歩いています。

その道が終わると、出てきた山道。歩きながら見える景色は山が真正面(恐らくAnderter Alm)で、
本当に素晴らしい道、感動しました。



素晴らしい眺めなのに、写真を撮ると遠近感が伝わらず勿体ないと思い、
夫を入れて撮ってみました。この迫力伝わるでしょうか?



お花の記録
左:Carlina Bianca (Carlina Acaulis, チャボアザミ) 初めて見ました。
右:道中至る所で見かけた、草の紅葉、秋の足音。



さて、14時頃、Rifugio Piano Fiscalino(1454m)に出ました。
ここから、車のあるMossまで、緩やかなSentiero1Aを通りながら戻ります。

14時半頃、Sentiero 1Aに到着し牛さんの放牧を間近に眺めながらの散歩道♡

途中、見つけた花々。

左上:分かりません(ToT) 左下:Trollius europaeus (セイヨウキンバイソウ)
ん中;分かりません、、
右上:Colchico d'autunno、これが不思議なんです、葉が無いんです、多分地中に何かがあってそこから生えてきているのかな?かわいらしいお花♡
右下:Salvia ?

ここでも、絶好のチャンス!とカウベルのビデオを撮影w
牛さん、糞は嫌だけど、可愛いなぁ~♡


16時前にMoso付近へ戻りました。
流れている川の水が澄んでいてとっても綺麗。そういえば、Sestoに流れる水も綺麗でした。



その後、Sestoに立ち寄り、お土産選び、買い出しを済ませ、アパートに一旦戻り、
夜は、Zum Klausというトラットリア?で食事を。
アコーディオンでずっと演奏をしているおじさんがいて、良い雰囲気でした。
歌は全部ドイツ語、、周りのお客さんは大体がドイツ語圏だったので、皆さん、口ずさんでいました。


ビールで乾杯!
プリモは二人とも、ポルチーニ入りのクネーデル、下には紫キャベツのザワークラウト。
セコンドは、夫だけ、セストのローカルチーズがかかったポレンタとサルシッチャ。
デザートは私だけ、カスタードクリーム付きストゥルーデル。

とっても美味しかったです♡


<料理についての雑感>

クネーデル
お肉だと思っていたのですが、パンなんですね!
家でも作ってみたいと思いました、すっごく美味しいんですもん!意外と簡単にできそうかな??
山小屋で色々なクネーデルを食べ、お土産にも買って帰ったのですが、どれも違い、色々なバリエーションがあるんですね。

ポルチーニ
ポルチーニが使われる料理を滞在中の山小屋のメニューで何度かをみました。
おそらく、ここでも、採れるからなのでしょうね。
特に2日目のSentieroは、きのこ良くみかけました(流石にポルチーニは見つからなかったですが)

エゾネギ
ここの料理にはErba cipollina (エゾネギ)が良く使われている!
このあたりでは良く採れるんでしょうか、基本的にErba Cipollinaって野生植物として生えてますよね??トレッキング最中、もっとしっかり観察しておくんでした…><

スーパーで、ローカル野菜を何度か見かけました。
Sestoのじゃがいも、San CandidoのRape(かぶ)。名産のようです。



お会計時、ウエイトレスの女の人に、「新婚旅行ですか?」と聞かれ
「え?!」と戸惑う私たち(笑)初々しく見えていたのだろうか…

実際には、メニューを見ながら、あれだけ夫がクネーデルを食べたいと言っていたの「ニョッキにする」などと言い始めたので、
「クネーデルにしないと後悔するよ!」などと、小競り合いしていたのですが…(笑)


トレッキングはこれで終わり…あっという間でした(涙) 
ちょっと寂しい夜でした。


食事から戻り、アパートに入る前、空を見上げると、溢れんばかりの星空。プラネタリウムよりすごい。。
天の川を見ることが出来ました。初めて見たかもしれません。素敵な思い出になりました。

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